クエスト：イノシシ退治
依頼内容
今回の依頼は、イノシシ退治だ。
山の中に餌が少なくなっているのか、ヤツら、人里に降りてきて、田んぼや畑を荒らしまわっている。
食べ物だけでなく、人に危害を与えるおそれもある。
被害をとどめるべく、イノシシを退治してほしい。
危険なクエストになるため、狩猟ライセンスを持っている冒険者に限定する。
地域のハンターと協力して、イノシシ共をやっつけてくれ。
■解説
イノシシの数は年々増え続けていて、地域の人口よりも多いのではないかと揶揄される程になっています。
民家の近くや公道でも見ることがあり、帰宅途中に出くわすこともあります。
襲い掛かってくることは、そうそうないのですが、出会い頭にぶつかって、車を壊されたという人も何人か。車ならまだしも、人だったら、大ケガになります。
田畑を荒らされた人も多く、そういった場合には、地域の「猟友会」と呼ばれる人たちにお願いをして、駆除をしてもらいます。
ただ、イノシシの数と反比例して、猟友会も高齢化から人員不足となり、それも課題となっています。父親も猟友会の一員で、その昔は、「マタギの修」と異名をとり、猟銃片手に猟犬を連れて、野山を駆け回っていたのですが、寄る年波には逆らえず。
今は、猟銃より、ワナが主流となっています。
手法はどのようなものでもよいのですが、イノシシをできるだけ多く退治できればと。ハンターにはメリットもあります。
退治をすれば、市役所から賞金が支払われることもありますし、肉を加工してジビエ料理としておいしくいただくこともできます。
油や毛皮を加工して商品にしたり、販売している人もいます。イノシシは、金運、交通安全、安産など縁起の良い動物としてとりあげられることもあるようで、アイデア次第では、ビジネスチャンスにもなるかと。
もちろん、退治に参加するためには、狩猟免許は必須で、地元の猟友会と協力することが条件になります。
また、退治した後には、解体作業もありますので、それを含めて一連の仕事となります。
退治がメインですが、やはり獣でも命は命。その命を尊び、活用できる心優しいハンターをお待ちしています。
