クエスト:河川のヨシ刈り
依頼内容
村には、川が何筋か流れている。
比較的大きめの川なんだが、いつの頃からか、ヨシが群生している。
それも、かなり広範囲だ。
見栄えも悪いし、何より、大雨のときなど、このヨシが水を堰き止めて、おおごとになりかねん。
対策のために、数年前から、ヨシ刈りを毎年行っている。
刈るだけではなく、これらを運び、堆肥としても活用する。
ヨシを刈る者、ヨシを集めて結ぶ者、ヨシを運ぶ者、そして、堆肥にする者。人数が、多くいればいる程、助かる。
どの作業でもOKだ。多くの協力者を求む。
■解説
毎年、12月上旬に、河川のヨシ刈りを行っています。
ちなみに、漢字では、「葦」。「アシ」とも読みますが、「悪し」と連想される忌み言葉ととらえられることもあるため、「ヨシ」という読み方も生まれたそうです。
他にも、忌み言葉は色々あり、
- 猿→去る→得手公(えてこう)
- 映画→シネマ(死ねま)→キネマ
などもそのようです。
話を戻しましょう。
このヨシ刈りのきっかけは、依頼文にもあるように、広範囲に群生をしたヨシを、災害回避や環境保全、美観形成などを目的に、何とかしようというものでした。
堆肥化というアイデアは、実は当初全くなく、実は苦し紛れの策なのです。
農業系の補助金をいただき、ヨシ刈りの人件費に充てようと思っていたところ、河川は対象外というお達し。あきらめムードの中、「では、ヨシを刈って、堆肥にして、農地に活用します」という提案をもって、めでたく許可がおり、それ以降、必ずヨシを刈った後は堆肥に活用という流れができました。
ただ、これがなかなかの労働力。刈りっぱなしなら負担はまだ軽いのですが、運んで、これを堆肥化するとなると一苦労です。
堆肥については、雑竹林を伐採してつくった竹粉末と混ざるなどして、地域の共同農地に使っています。
毎年、20人以上の人が出て、人海戦術で行っている、地域で指折りの大きな事業。人手があればある程、ありがたく、以前は、県内の大学生に応援をお願いしたこともありました。
大学生も非常に疲れてはいましたが、刈った後はきれいになって、達成感があったとの感想を言ってました。
この作業はいつでも協力大歓迎です。体力自慢の方、ご参加お待ちしております!