クエスト:しいたけづくりの手伝い
依頼内容
しいたけは、どのように育つか、知ってるかい?
一般的には、菌床栽培と、原木栽培があるが、うちは、原木で育てている。
しかし、これが、かなり大変な作業。
原木となるクヌギを切って、運んで、降ろして、ドリルで穴を空けて、種コマを植えて、また運んで、降ろして、立てていく。
何を言っているのか分からないだろうが、とんでもなく大変なことだけは、感じてもらえたのではないか?
一言で、原木と言っても、軽いものから重いものまで、さまざま。重いものは、数十キロにも及ぶ。
作業自体は、難しいものではない。体力自慢の協力者を募集する。
女・子どもでも、できる仕事はあるので、体力に自信のない者でも、ウェルカムだ。
一緒に、しいたけの栽培をするための準備を手伝ってほしい。
■解説
今は数を減らしていますが、以前は、かなり、しいたけをつくっていました。
うちは、原木で育てているのですが、この工程が、生半可なものではないのです。
まず、原木となる木を切り倒します。それを、約1m強の長さに、切り分けます。
基本的に、山の中での作業となり、これを運び出さなければなりません。
作業の時期は、2月頃。寒いし、重いし、相当の数を運ばないといけないし、何度心が折れそうになったことか。
この原木が種床となるのですが、種を植える作業をしやすい場所に移動させます。何百本もの原木を、小型クローラーや軽トラックを使って、運んでいきます。
これに、ドリルで穴を空けていきます。それこそ、何万か所も空けなければならない、大変な作業です。
穴を空けた原木から、どんどん、種となる菌を植えていきます。穴は、基本、等間隔で空けられていますが、たまに、不規則な場合もあるので、見落とさないよう、また、菌を落とさないように注意しながら、金づちで植えていきます。
菌を植えた原木を、しいたけ栽培に適した場所(日陰)に運びます。
最後に、原木を交差させながら、立てていきます。
大変な作業ということが、多少なりとも、ご理解いただけたでしょうか。しかも、しいたけが採れるのは、菌を植えてから2年後となります。
「何でそこまでするの?」という感もありますが、やはり利益につながりやすいということと、あとは、美味しいということですかね。
バター醤油や、醤油マヨネーズをつけて、炭火で焼いて食べると、最高の気分を味わうことができます。
全ての工程に携わるとなると、本当に嫌になると思いますが、一つひとつ、何かしらを手伝っていただくけると、ありがたいかなと。
菌植えなどは、子どもでもできますし、皆でワイワイ話しながら作業するのも、楽しいものです。
しいたけ好きの方、また、農業体験に興味がある方などいらっしゃいましたら、ぜひ、ご協力ください。