クエスト:逃走中につき、ハンター募集
依頼内容
人気テレビ番組「逃走中」。
子どもたちも大好きだ。
見るだけではなく、やってみたいという声も多々。
そりゃ、そうだろう。気持ちは、分かる。
分かるのだが、ハンターとなれる人材がいない。速攻で、体力が尽きてしまう者ばかりなので、ゲームが成り立たないだろう。
ただ、子どもたちの希望を、何とかして叶えてやりたい。
体力、そして、足に自信がある者、ぜひ、ハンターとして、名乗りをあげてくれないだろうか。
■解説
「逃走中」の根本は、いうなれば、鬼ごっこ。
その鬼ごっこを、テレビ番組にまで昇華させた、その企画力は、本当に素晴らしいものだと思います。
子どもたちはもちろん、大人でも、参加してみたくなりますよね。
実は、市内で、「逃走中」イベントをやったという話を聞きました。その地域は、規模的に大きく、人口も多いところです。ハンターのなり手も、ゴロゴロいたでしょう。
うちの地域の子どもたちからも、やりたいという声がもちろんあるのですが、学童クラブの指導者といえば、平均年齢60才オーバー。まずもって、不可能です。
そんなわけで、外部から、ハンターを募集したいと考えているところですが、やはり、ゲームには、ルールや楽しめる要素が必要だと思います。
- 行動エリアの設定
今は、スライムなみのHPしかない私ですが、昔は、体力が有り余るほどありました。一人追っかけ鬼ごっこなる遊びを何回かしたことがあるのですが、それは、私一人が逃げ、他の者が鬼となり、追いかけるというものです。通算一度も、つかまったことはありませんでした。
それもそのはず、エリアは屋内は禁止というだけで、屋外はすべてOK。山の中を縦横無尽に走り、隠れる私をつかまえられるはずがありません。よくも、まぁ、こんなハチャメチャの遊びに、付き合ってくれたものです。テレビゲームなどない時代の話です。
というわけで、エリア設定は、絶対必要です。
- ミッションの設定
ゲームを面白くするには、ミッションが重要になります。途中で、ハンターを増減するミッションだったり、何かアイテムを探したりと、テレビのように、大掛かりな仕掛けなどはできませんが、工夫次第で、どうとでもなると思います。
個人やチーム戦で競争をさせるミッションや、逆に、皆で協力してクリアをするミッションなど織り込めば、また、面白くなるでしょう。
他にも、よくよく逃走中を見ていれば、楽しませる、また、ドキドキさせられる要素が散りばめられています。ゲームバランスも、非常に、巧みにとられているのでしょう。
本当に、このゲームバランスというものは大切で、いくら企画や内容が良くても、飽きられたり、「クソゲー」とさげすまされたりします。
かの超有名アプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の舞台裏を書いた「あなたはなぜパズドラにはまったのか? ソーシャルゲームの作り手が明かす舞台裏」を読んでみると、飽きさせないための、様々な工夫がつづられていました。
というわけで、ゲームバランスを司る、ゲームマスターが非常に重要な役割となってきます。
でも、まぁ、最初は、逃走中という名の、ガチンコ鬼ごっこで、全然OKだと思います。ドラクエでいう、キラーマシーンのような、素早さと体力を持つ人がいらっしゃいましたら、ハンターとして、ぜひ、立候補してください。お待ちしております。