クエスト:ビデオをデジタル化しよう
依頼内容
毎年、村のかくし芸大会があり、その様子をビデオで撮り続けている。
昭和の時代から撮り始めているので、結構、ビデオテープもたまってきている。
最近は、ハードディスクなど、デジタルだが、昔のものは磁気テープだ。劣化が進み、白いカビみたいなものが、発生しているものもある。
これも、村の歴史なので、今の時代のメディアに変換をして、記録しなおしたいと考えている。
それには、編集する機器&技術が必要だろう。お宝映像もあるかもしれない。
誰か、ビデオテープをデジタル化してくれる人は、いないだろうか?
■解説
家庭でも、そうですが、ビデオを撮ったら撮りっぱなし。地域にも、そういうビデオテープが山ほどあります。
ビデオテープの寿命からいっても、再生できないものが、多々あると思われます。何ともったいないことか。
そうしないためにも、デジタル化に努めたいところ。色々方法はあります。
安価ですまそうと思えば、自分たちで手掛けること。ただ、ビデオテープの状態がひどかったり、何時間も回し続けたりすると、機械が壊れる可能性が、大いにあります。
誰もそんなリスクは負いたくないでしょう。
他の地域の事例を聞くと、廃校となった学校のビデオ機材を利用して、作業をしたと言っていました。しかも、伝統芸能保存関係の補助金を使い、デジタル化を果たしたとのことです。正副のDVDと、ハードディスクで記録をしていると言っていました。とても、素晴らしい取組です。
自分たちの手で負えない場合は、プロに頼むことです。ただ、やはり、経費がかかります。
見積もりをとったことがあるのですが、何十万円という価格でした。見積比較をすれば、もう少し安くあげることができるかもしれませんが、それでも、まあまあの額になることは、間違いありません。
実は、当地域の先人たちは、非常に先見の明があって、昭和15年というビデオの存在など、ほとんどの人が知らない時代に、記録映像を撮っていました。
村の日常の生活や行事を記録として残そうと、ビデオを持っている人にお願いをして、撮影したものだそうです。本当に貴重な映像です。
また、それが亡失してしまわないように、有志が声をあげ、DVD化をしました。しかも、古老たちに当時の様子を聞きながら、それをナレーションとして吹き込むというおまけつきで。
先人たち、先輩たちの、記録を守るという行為に、全くもって、頭が下がる次第です。
今は、猫も杓子も、動画が撮れる時代ですが、これをどう後世に伝えていくか。これが重要だと思います。
たちまち、残されているビデオテープ、これを何とかしたいなと。どなたか知恵を貸していただければ、幸いです。