クエスト：大雨の日のパトロール
依頼内容
ここ数年、大雨の被害が、はんぱない。
河は氾濫し、土砂は崩れ、道路は陥没し、木は倒れる。
大雨の日には、役場の職員や、消防団、村の役員たちが、見回り等の対応をするのだが、範囲も広いし、被害も大きいので、人手が足りない。
村中をパトロールして、ギルドに被害報告をしてくれる者を、緊急募集する。
危険なクエストとなるため、十分注意をしてほしい。
■解説
このところ、雨が降る度に、冷や冷やします。災害が起こるのではないかと。
というのも、被害の様子が、脳裏にこびりついているからです。
河の氾濫や、
土砂崩れに土石流。
倒木に、
道路の陥没など。
９０歳近い古老たちも、こんなことは、今までなかったと、恐れおののいていました。
死者や怪我人はいなかったものの、大変な被害でした。
私も消防団として、見回りをしたり、対応をしていたのですが、自然の力の前では、無力であり。
だからといって、手をこまねいているわけにはいかないので、できる範囲で、行動をしていました。
こういった時に、困るのが、田んぼの水が心配だからと言って、暴風雨の中、出ていくお年寄り。何とか被害を食い止めたいという気持ちがほとばしるのでしょう。
私が見回りをしていたときも、あふれかえった河の横を、ヨタヨタ歩いていました。大声で、「家に帰ってくださーい」と何度も呼び掛けたのですが、「大丈夫じゃあーー」と言って、聞く耳を持ちませんでした。何事もなかったので、良かったのですが、一歩間違えれば、大惨事です。
基本的に、市役所や消防団が連携をとりながら、対策を講じているのですが、どうしても手が届かない場合も、出てきます。
そういった場合に備えて、ギルドでも何かできれば良いかなと。下手に動いて、二次災害となってはいけませんが、災害時のシミュレーションや、訓練など、そういったものにも取り組めればと思います。
