クエスト:まんじゅうの葉っぱ集め
依頼内容
昔、ばあちゃんが、まんじゅうを、よく作ってくれた。
あんこ入りのまんじゅうだ。かしわもち的な感じの。
それが食べたくて、学校の帰りしな、まんじゅうを包む葉っぱを、探して採ったもんだ。
子どもの頃は、「まんじゅうの葉っぱ」って認識で、名前も知らなかったけど、どうやら、「サンキライ」っていう名前らしい。
もう、ばあちゃんは、亡くなったけど、久しぶりに、あのまんじゅうを食べてみたい。
サンキライの葉っぱも、集めなきゃだ。
誰か、葉っぱ集めを、手伝ってくれないだろうか?
■解説
昔、祖母がよく、餡入りのまんじゅうをつくってくれました。
それを作ってもらわんがために、よく、下校中に、葉っぱを集めて、帰っていました。
大人になってから、何の葉っぱだったか聞いてみると、「そりゃ、サンキライよ。」との回答。ネットで調べると、サルトリイバラという植物も、同じような感じの葉っぱで、結局、どっちだったか、分からなくなりました。
ま、まんじゅうを包めれば良いので、どちらでも良いのですが(笑)
葉っぱと言えば、葉っぱビジネスで、有名な町があります。
徳島県上勝町というところですが、料理のいろどりとして使う葉っぱを、町のお年寄りたちに採って来てもらい、販売をするというビジネスを確立しています。
横石知二さんという方が仕掛け人ですが、最初は、葉っぱを売るなんて、タヌキかキツネかと馬鹿にされたり、料理のつまにどのようなものが使われているか調査をしようとして、料亭で門前払いをされたりと、相当のご苦労があったそうです。
ただ、お年寄りのために、町のためにと、信念を貫き、今や、農業と福祉の連携した取組の成功事例として、全国に名を知られています。
当時、聞いた話だと、寝たきりのお年寄りは2人くらいで、皆、超元気で、競って、葉っぱを出荷しているということでした。
本当に、どこにお宝が眠っているか、分からないものです。今回、サンキライと検索してみても、メルカリで、手がけている人がいました。
うまく、需要と供給を、つなぎ合わせることができれば、そこにチャンスは生まれるはず。当たり前のことですが、それが、難しいんですけどね。
たちまち、祖母が作ってくれていたまんじゅうを再現するために、山中に葉っぱを探しに行ってみようと思います。何か、良いアイデアも見つかれば、いいんだけどなぁ。