クエスト:吊るし柿づくり
依頼内容
渋柿を大量にもろた。
吊るして干して、アマエボシにしようと思う。
アマエボシ?干し柿のことよ。
ほら、烏帽子に形が似とるやろう。
だいぶもろたけん、皮をむぐのも大変や。
吊るすんも高いところにしょうと思うけん、ちょいとがこたわん。
柿をむいだり、干したりするんを、手伝うてくれるもんはおらまいか?
■解説
うちでは、お正月元日に、「年取り柿」といって、干し柿を家族一人一人に配り、それを食べます。
昔は食べ物も豊富ではなく、柿も甘味(かんみ)として、おごちそうの部類だったので、めでたいときにふるまわれたのでしょう。
親父は子どもの頃からの大好物で、バクバク食いますが、今の子どもは全く欲しがらず、口にしません。ちょっと見た目もおいしそうではないですからね(笑)
そんなことから、例年は、あまりつくりませんが、今年は大量に渋柿をいただいたので、母親も張り切って取り掛かることに。
うちでは親父しか消費しないので、どちらかというと、親せきや知り合いへのおすそ分け用につくるようです。
渋を抜くためには吊るし柿にしなくてはなりませんが、まず、柿の皮を剥くのが一苦労。
以前、皮を楽勝で剥く道具を見つけ、買おうと思いながら、購入に至らず。
マジで買ってみようかと思います。
吊るすのも、高いところだと、これまた手が掛かり。
知り合いの地域では、猿が狙いに来るらしく、防護網までセットしていました。
この機会に色々調べてみると、干し柿の栄養素は美容効果抜群なのだとか。
また、調理法次第では、スイーツとかアイスとか、子どもでも食べたくなる品に変身する可能性を秘めているようです。
私は干し柿の天ぷらってのを、一度試してみたいと思っています。