クエスト:水辺の箱庭
依頼内容
ボクが子どもの頃には、田んぼにたくさんの生き物がいた。
カエルにオタマジャクシ、イモリ、タニシ、ゲンゴロウ、ヤゴやアメンボなど。
そういや、ドジョウを捕まえるのに、一生懸命になったりしたっけ。
今、マジマジと、田んぼの中を見ることはないけど、昔と比べて、随分と生物が少なくなっている気がする。
農薬散布や、環境の変化などの影響だろう。
今更ながらだけど、水辺の小さな生き物に目を向けて、住みやすい環境を整えたいと考えている。
手始めに、「ビオトープ」っていうものを造りたいなと。意味もよく分かってない感じなので、誰か、手伝ってくれると、ありがたいな。
■解説
「ビオトープ」という言葉を初めて聞いたのが、20年ほど前の話。
調べてみると、いろいろ解説されています、
ビオトープとは、ドイツ語の合成語で「いろいろな野生の生きものが暮らせる場所」を意味します
自分では、「水辺の箱庭」のような感じではないかと、勝手にイメージしています。
さて、初めて聞いた時の話に戻りますが、当時の上司が、突然、ビオトープをつくるために、川を調査に行くと言い出しました。
「何を言ってるのか、よく分からない」まま、地域のじいちゃんに声をかけ、川をずっと上っていきました。
当時、こんなことを言ってたんじゃないのかなぁ。。。↓
昔は、ホタルがたくさん舞っていたが、農薬の散布や護岸工事などで、ほとんど見られなくなった。ホタルだけではなく、他の生物も保護する環境を、つくれないかと思っている。
的な。
同行したじいちゃんも、「それは、いいことですな」と言っていたので、多少ニュアンスが違ったとしても、前向きな話であったと思います。
残念ながら、実施には至らなかったのですが。
ただ、そのときから、脳裏に「ビオトープ」という言葉は、ずっとインプットされています。
ところどころで、疑似的な自然環境を整備しているのを見て、「あー、これ、ビオトープやな」と、納得してみたり。
私の中では、結構、壮大なものだったのですが、調べてみると、家庭サイズで簡単につくるものも、あるようですね。それこそ、「箱庭」みたいな感じです。
そもそもが、川を前提に考えてて、それに田んぼもプラスして、どうしたものかと悩み、こりゃ、簡単にいかんわと、手を付ける前から諦めていました。
最終系として、昔、住んでいた生き物たちが戻ってこられる環境にはしたいものの、段階的に、取り組んでいった方が良いかなと。
一応、方針としては、半自然+半人工的な感じで。川だと増水とかの心配があるし、田んぼだと管理が難しいので、効率的な場所を調査するところから始めたいと思います。
今、どんな生き物が、生息しているのかも、同時並行で調査をすべきかと。こういうのは、子どもたちと一緒にやれば、良い体験にもなるし、うまくすれば補助金も使えます。
昔の当たり前を、取り戻す。
どじょうをとったり、イモリをとったり。弟が、イモリを50匹以上捕まえて、バケツの中で、うねうねしていた様子は、あまり思い出したくないですが(笑)
水辺の生き物にとって良い環境は、人間にとっても、良い環境のはずです。
一緒に、すてきな水辺の箱庭をつくりましょう!!