クエスト:ホタル観賞のごあんな~い
依頼内容
うちの村では、初夏になると、ホタルが結構、飛び交う。
ま、昔ほどではないがね。
ホタルが舞う、幻想的な光景を求めて、観光客も、たくさん訪れる。
毎年、来ている常連さんもいるようだけど、夜だし、田舎道だしで、道に迷いそうな人もいるので、有志で案内をしているところだ。
せっかく来てもらうのだから、ホタルもよく見てもらいたいし、通行の妨げにならないよう、然るべき場所へ車も駐車してもらいたい。
案内をするのが、広範囲にわたり、対応することも多々あるので、できるだけ、スタッフも確保したい。
夜のクエストになるが、協力してくれる人がいれば、お願いをしたい。
■解説
5月下旬から6月初旬にかけて、地域の河原でホタルが多く飛び交います。
今でも、まあまあ飛んでいますが、数十年前はもっともっと飛んでいました。私が中学生の頃は、田んぼ一面、ホタルの光で光り、まるでナウシカの世界のようでした。
それが、川の護岸工事や、田んぼへの農薬、大雨による災害などにより、一時期、ほとんど見られなくなり。
ただ、町のホタル保存会の人たちが、ホタルを守りながら、ホタルを養殖して増やすという活動を、長年にわたって取り組んでくれているおかげで、また、地域にホタルが戻ってきました。
このホタルの幻想的な姿を求めて、地域外から、たくさんの人が訪れます。
そういった観光の面で地域の活性化を考えつつ、ホタルを守ることも視野に入れ、若者たちが中心となって、いろいろと検討を重ねました。
まず、ホタルが飛び交うスポットの調査。
調べたポイントを地図に落としていきました。
ホタル出現ポイントだけではなく、見て回る時のおすすめコース、また、生態や観賞する上でのルールも知ってもらいたいと、それらをまとめて、パンフレットにしました。
少しでも見てもらえるようにと、若い女性の手により、親しみのあるデザインのパンフレットに仕上げました。完成してから、もう何年も経っていますが、人気のあるパンフレットで、増刷を重ねています。
マップに連動して、ポイントには、ホタル看板も設置。
こういった受け皿を整えつつも、観賞客が多そうなときには、案内所を設けたりしました。
雰囲気を醸し出すために、ろうそくでライトアップもしたりして。
スタッフが、各ポイントに手分けして行き、ホタルの出現状況や、人や車の混雑状況を連絡しあって、対応しました。
が、この日は、ホタルがあまり出ておらず、初めての試みということから、連携もうまくいかずで、かなりバタついたことを思い出します。
できれば、出現情報をリアルタイムでツイートしたり、トイレや休憩場所などの設置及び情報提供なども、今後行うことができればなと。また、スムーズな連携や対応ができればと思うところです。
それにあわせたイベントや、特産品販売なども。これは、また、別の機会に取り上げるつもりです。
あまり大ごとにしすぎると、負担が大きくなり、しんどくなるのですが、時期を集中して、みんなで力を合わせて実施していければと考えています。
夜のクエストとなりますが、ご協力いただける方は、ぜひ、ご参加をお願いします。