クエスト:逆転の発想
依頼内容
うちの村の、夜は暗い。
いや、どこでも、夜は暗いのだが、家の光や外灯の光などが少なくて、暗いという意味だ。
外灯をもっと増やすべきではないかと言った意見もある。
そんな中、ある時、ホタルを見に来た観光客に、問うてみた。
「なぜ、ホタルは色々な場所で見られるのに、うちの村に来るのですか?」
「それは、周りが暗いから、ホタルがよく見えるからですよ」
なるほど、暗闇も、メリットになることもあるのか。
村人が、マイナス面と思っていることも、考え方次第で、プラスに転換できることが、他にもあるかもしれない。
そんな逆転の発想で、村の魅力を、教えてほしい。
■解説
うちの地域は、かれこれ田舎。
街と比較すると、ないものねだりで、色々便利なものを追い求めてしまいます。
ただ、考え方次第では、プラスに転換できるものも、あるのではないかと。
【雑竹林】
鬱蒼と生えている竹ですが、何もしなくても、タケノコがどんどん生えてきて、育つという、半永久的な素材。食材としても、木工品の素材としても、いくらでも使うことができます。
- タケノコ料理
- タケノコ掘り体験
- 竹粉肥料
- 木工製品
- 門松・七夕飾り など
【雑草】
雑草も肥料をやらなくても、いくらでも生えてきます。この雑草を刈る作業を、スポーツとして、とらえてみるのはどうかなと。二の腕や腹筋など体を鍛えることができ、刈り終えた後の、達成感や爽快感を得ることができます。他人に感謝されることもあるでしょうし、美観への貢献もできるでしょう。
【雪】
雪もやっかいなものです。通行に支障をきたすし、寒いし。ただ、子どもたちにとっては、良い体験の場となります。雪合戦に、雪だるまづくり、そり遊びなど、本当に生き生きと雪にふれ合い、楽しんでいます。こういった人生経験は、大人になっても、良い影響を与えるものだと思います。
地域内の者が、倦厭するものでも、地域外の人からすれば、違った視点になることも、多くあるのではないかと期待するところです。
実際、うちの同僚は、私の住んでいる環境や、やっていることを見て、「毎日がエンターテイメントのようで、うらやましい」と言っていました。
また、「何もないことが魅力」という声も、よく耳にします。
そういう地域外の声は、地域の者にも、魅力を気付かせてくれる、良いスパイスになるはずです。
どんどん、我々の地域のことを、褒めてください!!