クエスト:ムカデ退治
依頼内容
梅雨が来た。このジメジメした季節に合わせたように、ムカデのやつも、やってくる。
神出鬼没で、本当に油断ならない。
まだ、こちらから見つけた場合はいいが、風呂に入っている時とか、寝ている時など、不意打ちで無防備なところを襲われると、抵抗する間もなく、咬まれてしまうことが多い。
咬まれると、その部分が腫れ、激しい痛みを伴う。下手をすれば、命の危険にさらされる。
被害が大きくなる前に、ムカデを見つけて、退治してほしい。ことごとく、やっつけてくれ。
■解説
2回程、ムカデに咬まれたことがあるのですが、幸い、毒を注入される前だったのか、体質的なものなのかは不明ですが、大事には至りませんでした。
1回目は、ヘソを咬まれたけど腫れもせず、かゆいくらい。2回目は、足を咬まれて多少腫れたけど、痛さはなく、かゆさのみでした。
そういったことは稀なようで、大体、咬まれた人は、その部分が腫れて、大きな痛みを訴えています。命を落とした方もいらっしゃいます。
なので、ムカデを見つけたら、速攻で、駆除しなければなりません。私の場合は、道具が近くになければ、素手か素足で殴り蹴り、退治します。
以前、真夜中に、上半身裸で寝ていた時に気配を感じ、子どもたちを守ろうと、逃げられる前に、拳でガンガン叩いて、やっつけたことがあります。
こちらは必死で退治をしていたのですが、妻が起きて、暗闇で上半身裸で畳を何度も叩いている夫の姿を見て、とうとう気が狂ったのかと思ったそうです(笑)
奇しくも、小島よしおの、「そんなの関係ねえ」が流行っていた時期でした。
ムカデ防止のために、良いアイテムも販売されています。
昨年、購入し、使用しましたが、ムカデが現れませんでしたので、効果があったのかなと思っています。
あと、伝承として、「甘茶」がムカデ除けになるという話もあります。私の地区では、お釈迦様の誕生を祝う花まつりを実施し、その際に、甘茶を出しているのですが、その甘茶を持ち帰り、ムカデ除けにされています。
どうやら、各地で、そういう話が伝わっているらしく、「あまちゃ」と書いた紙を、逆さにして貼ったり、甘茶で墨をすって「千早振る卯月八日は吉日よ神さげ虫を成敗する」という詩を書き、逆さに貼ったりということを、しているところがあるようです。
甘茶に呪力が備わっていたり、呪符としての効力があると、信じられていたのでしょう。
科学的な根拠は、おそらくないのでしょうが、実験してみても、面白いかもしれません。
そうそう、実験といえば、娘の友達が、自由研究で「ムカデの足は、本当に百本あるのか」という検証をしたそうです。「百本は、ありませんでした」という結果が報告されました(笑)
まぁ、悪者とされるムカデですが、武田信玄の部隊では、「ムカデ衆」と呼ばれる強者がいたとのこと。
違った視点で、取り上げるのも、面白いかもしれませんね。
でも、実物は、速やかに、退治をお願いします。