クエスト:花まつりのお堂づくり
依頼内容
「花まつり」って、知ってますか?
お釈迦様の誕生日を祝う、おまつりです。
うちの集落では、お釈迦様をまつったお堂を色とりどりの花で飾って、お釈迦様に甘茶をかけて、お祝いをします。
お参りに来た人には、甘茶を振舞ったり、お菓子を食べってもらったりして、お接待。
伝統的な行事なんです。
ただ、過疎高齢化で、準備がままならなくなってきています。
お堂を飾る花を集めたり、その花を飾ったりするのを、手伝ってくれる人がいれば、助かるのですが・・・
■解説
花まつりは、全国各地で行われている行事です。「灌仏会(かんぶつえ)」とも言いますが、お釈迦様の誕生日を祝うお祭りです。
お祭りを迎える前日、地区の女性が中心となり、お釈迦様をまつるお堂に、花を飾ります。
できあがったお堂が、コチラ↓↓
どうです?なかなか、綺麗でしょう?
毎年、花がないと言いながらも、皆さん、何とか花を集めてきます。
中央には、お釈迦様が右手を上(天)、左手を下(地)にしている像。かの有名な「天井天下唯我独尊」を唱えたとされたポーズですが、「生きとし生けるものは誰もがこの世にひとつの尊い存在である」という意味で、一言で言えば、「オンリーワン」ということを表しています。
SMAP(槇原敬之)の「世界に一つだけの花」の元となった言葉ですね。
暴走族やヤンキーが考える、「俺、世界で最強」ってことではありませんので、くれぐれもご注意を。
話が逸れました。
そのお釈迦さまに、甘茶をそそいで、お祈りをします。
甘茶をそそぐ由来は、お釈迦が生まれるときに、九頭の龍が天からあらわれて、お釈迦様の頭から甘露の雨を注いだという言い伝えによるものだそうです。
地区住民はもとより、他の地域からも、花まつりに訪れるのですが、甘茶を渡したり、お菓子を食べてもらったりして、お接待をします。
他の地区の花まつりでは、イノシシ鍋なども振舞っていました。
ずっと続いてきた伝統行事ですが、過疎少子高齢化により、実施が難しくなってきています。実際、当地区ではなく、他の地区は、中止になってしまいました。
そういった中、できれば、お手伝いの手があれば、ありがたいなと。
地区の人たちと、和気あいあいと話しながら、お堂に飾る花集め、お堂の花飾りなど、ご協力してくださる方は、いらっしゃいませんでしょうか?
子どもたちの健康を祈るとも言われていますので、子どもさんのご参加も、お待ちしております。