なんちゃってギルドマスター

住んでいる地域でギルドマスターやってみたら。こんなクエスト出してみたい。

クエスト:昔話のヒアリング

依頼内容

うちの村の、じいちゃん、ばあちゃんは、すこぶる元気だ。

老いる様子が見られない。

 

とは言え、不老不死というわけではないので、今のうちに、昔のことを色々と教えてもらっておこうと思う。

 

昔の村の様子や、戦争のこと、古いしきたりなど、できるだけ、情報を聞き出して、後世に引き継いでもらいたい。

 

じいちゃん、ばあちゃんが好きな人、聞き上手な人などいれば、ぜひ、一緒に話を聞いて記録をしてほしい。

 

 ■解説

以前、地域に、90歳世代の方のお話を聴く調査をしたいとの依頼がありました。依頼主は、東京都市大学古川柳蔵(ふるかわりゅうぞう)先生で、何でも「90歳ヒアリング」という取組をされているとか。

 

 

なぜ、90歳かというと、戦争時にある程度の年(青年)になっていて、その際の生活の記憶がしっかりしているからとのこと。

 

90歳には及びませんでしたが、当時、87、8歳の方をご紹介し、一緒にお話を聴かせてもらいました。

 

詳しい内容までは書きませんが、戦時中という大変な状況の中、何とか生き抜いてきた体験談を聴いたのですが、生き抜くうえでの工夫や知恵を現代につなげることも目的の一つと言われていました。

 

うちの地区には、元気なお年寄りが何人かいるので、機会がある度に昔話を聞かせてもらっています。

 

昔話を聞く

昔話を聞く

特攻隊の話や、熊退治の話といった武勇伝や、今はなくなった家や店の話、なんやかんやの失敗談などなど。

 

聞く度に、新しい(聞いたことのない)、古い話が飛び出します。本当は、これらを紙に書き留めたり、ボイスレコーダーに録音すればいいのですが、雑談の中で、いつ飛び出すやら分からないため、記憶にとどめているだけです。

 

「記憶は、記録ではない」というのが、ある人の名言。

 

本当にその通りで、記憶は泡の如く、いつの日か消え失せてしまうおそれがあります。きちんとヒアリングして、ボイスレコーダーやビデオに記録しなければならないと思っています。今は、スマホでも十分機能はありますので、やろうと思えばいくらでもできるはずでしょう。

 

実は、悠長にしている場合ではなく、元気な古老たちも、順番に、そして、確実にお迎えが来ています。できるだけ早く、手を打つ必要があります。

 

古老たちは、結構、面白いネタ(昔話)を持っています。一緒に、色々聞いちゃいませんか?Let's hearing!!